娘。の新曲発売イベント

今度の娘。の新曲は「イベント」を行うようですね。
この事に関しては賛否両論、様々な意見が飛び交っております。
ここでおいらもちょっと考えてみたんで、今回はその話題について触れたいと思います。




最近のハローはCDを発売するにあたりほぼ確実に「発売記念イベント」を行う傾向にあります。
このイベントに参加するのには「抽選」に受からなければならないわけで。
そうなるとどうしてもイベントに参加したい必死な人達が大量にCDを購入する現象が発生します。


CDを発売する側からしてみれば売れれば売れるほどいいんでしょうけど、このやり方には疑問を感じますね。


そもそも、イベントの名義は「発売記念」。これは文字通り「CDを発売しましたよ」と言うことを世間に
広めるために行うわけであり、たくさんの人が参加できてこそイベントの意味があるんだと自分は考えます。
しかし昨今のイベントのやり方は「抽選で招待」と言う形…。すなわち、「行きたくてもなかなか行けない」。
さらに言えば、「行きたければ(CDを)たくさん買って確率を上げる」となってしまうわけで…。


こうなってしまうと、「CD」の価値が無くなりますよね?
一体何のために新曲を出すのか?それすらわからなくなってしまう恐れだってある。
ここまで来るともはや「"発売記念"イベント」ではなく、「"販売促進"イベント」と言う意味合いになっていますよね。
さらに悪く言えば、「"販売斡旋"イベント」ともね…。


昨今のアイドルの現場ではイベントに参加させるためにCDを買わせる、と言う手法を露骨に出して
人を集めているところもあるようです。
イベントに参加したい人がCDを買っているんで商売は成り立っていますからそれはそれでいいのかもしれませんが、
そこまでしてCDを売りたいのか?って疑問を投げかけたくなりますよね。
そこまでしたってトータルの枚数ではたかが知れている。オリコンランクの常連のアーティストなどは
そんなことをしなくてもその10倍くらいの売上枚数は稼げるんですから。
もはやCDと言う媒体が「付加価値」にしかなっていないと言う実態はいいのか?って思います。



やや脱線しました。話を元に戻しましょう。
それで、今回娘。がイベントをやるわけですが、これはどうなんでしょうかねぇ?
前回自分が参加した「悲しみトワイライト」のイベントではものすごい競争率となりました。
自分は幸運にもイベントに参加することが出来たんですが、周りの知り合いはほとんどが落選。無念の涙を飲んでいました。
今回はどうなるかわかりませんが…またものすごい競争率になることは想像に難くないと思います。


せっかくイベントをやるんだったら、やっぱり「たくさんの人が参加できる」ものにして欲しいなぁと思います。
自分が現場系になった頃…「浪漫〜MY DEAR BOY〜」の発売記念イベントが行われたんで参加したことがあります。
あのイベントはCDを買うと「イベント参加券」が入っていて、それと引き換えに当日「入場券」がもらえました。
CDを買って当日イベント会場に足を運んだ人はみんな参加できたんですよね。
会場は幕張メッセのホールを使っていたのでかなり広く、後ろの方では遠くて見えなかったかもしれませんが、
何曲か歌ってくれたんでとても楽しいイベントだったと言うことを記憶しています。
握手会なんて無かったけど、そんなの無くても十分楽しめましたし、今ではいい思い出にもなっています。


あのイベントに関しては「CDを買ったら参加できた」と言う印象が残っているんですよね。
イベントはあくまでついで。メインはCDを買うことでしたからね。


それが昨今のイベントでは「イベントに参加するためにCDを買う」と言う、本末転倒な事態が発生しています。
この状況はなんとかしないといけないんですが…。必死な人達が買いまくる状況は続くんだろうなぁ…。